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香りを開かせるデカンタージュでワインさらに楽しもう

2015.11.30  Written by ワイン女子編集部

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Fresh grape and red wine on the vintage table

ワインバーへ行くと、ソムリエがワインを別の容器に入れている場面を見かけることがあります。「グラスに注げば良いものをわざわざどうして?」と不思議に思う方もいるかもしれません。
デカンタージュと呼ばれるこの作業は、ワインをさらに美味しく、深く味わうためにとても大切なもの。その理由と方法についてご紹介します。

ワインの澱を取り除き 美しく輝く赤色に

年代物の高級ワインには、よく澱が見られます。これは、ワインの中のタンニンが結晶化したもので、ボルドーワインに多いのが特徴です。澱は苦味が強く、せっかくの味わいを邪魔してしまいます。

そこで大きな役割を果たすのが、デカンタージュ。澱をボトルに残すように、上澄みだけをゆっくりとデカンタ(容器)に移すのです。すると、澱で濁っていたワインがきれいなルビー色に。澄んだ輝きを取り戻します。このように、デカンタージュは澱が出る赤ワインに対して行われ、白ワインや一般的に澱が少ないと言われるブルゴーニュには用いられないことが多いようです。

若いワインが一変! 空気に触れて香りが開く

デカンタージュをするもう一つの大きな理由は、ワインを空気に触れさせるということです。ワインが酸化すると、香りや味わいが多様に変化します。

つまりは、ボトルを開けてテイスティングしてみたは良いけれど、ちょっと飲み頃には早かったかな、という若いワインをデカンタージュすると、最初とは全く違う印象に。本来ならばボトルの中でゆっくりと時間をかけて熟成されますが、デカンタージュすることで一気に促進させ、ワインが持つ本来の美味しさを引き出すことができるのです。

ワイングラスと同じく芸術性の高いデカンタ

ワイングラスにも様々な種類があり、機能性を兼ね備えた美しさが存在しますが、デカンタもまたインテリアとして使えるデザイン性の高さが特徴です。ピッチャーの形をしたシンプルなものから、首が細く、ヘビのようにうねった商品など趣向を凝らした芸術品がワイン愛好家の心を掴んでいます。

ただ、複雑な形になればなるほど、取り扱いに不安を抱えてしまうのも正直なところ。澱を除いたり、酸化させたりするのが本来の目的なので、デカンタがなくても大きめのグラスなどで代用することも可能です。

♡ 最後に・・・

古いワインにも若いワインにも用いられるデカンタージュは、ワインの味を左右するといっても過言ではありません。香りを開かせる場合は、飲む数時間前に栓を抜いておくだけでも味わいは変わります。どうかひと手間を惜しまず、ワイン本来の美味しさを引き出してみましょう!

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ワイン女子編集部

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