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ボトルがすべてを物語る ワインを読み解く基本知識

2015.11.09  Written by ワイン女子編集部

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普段何気なく手にしているワインのボトルですが、実はその形状やラベルには、どんなワインかが一目で分かる仕掛けがたくさん隠されています。

「なぜボトルの底は凹んでいるの?」「同じ赤ワインなのにボトルのかたちが違うのはどうして?」すべてにきちんとした理由があるのです。ボトルの見分け方を学んで、友達よりもちょっとワイン通を目指しましょう。

種類によって違う ワインボトルの謎

ヨーロッパなど古くから歴史のあるワイン生産地では、その土地ごとに同じかたちのワインボトルが今も使われています。例えば、ボルドーとブルゴーニュが代表例です。

どちらも同じフランス産ですが、ボルドーワインは「いかり肩」、ブルゴーニュワインは「なで肩」のボトルを使用しており、かたちを見ればどちらのワインかは一目瞭然。

ボトルがこのような形状になったのには理由があり、渋みの強いボルドーワインは澱がたまりやすいことから、グラスに注ぐ時に「いかり肩」の部分で澱を受け止める工夫がなされています。ちなみに、ワインボトルの底が凹んでいるのもこの澱が入るのを防ぐためです。

ワインよりも重く感じる? シャンパンの不思議

シャンパンボトルが他のワインよりも肉厚なガラスを使っているのにも、きちんとした理由があります。それは、発泡性ワイン特有の炭酸ガスによる圧力に耐えるため。

シャンパンボトルには、約6気圧もの圧力がかかっているとされていて、通常のワインボトルではその圧力に負けてしまいます。シャンパンには澱がないのにも関わらず、ワインボトル同様、底が凹んでいるのも圧力を上手に分散させるためです。

しかし、中には例外もあります。それは、世界有数のシャンパン製造会社であるフランスのロイ・ロデレール社の最高級品「クリスタル」。

ロシア皇帝のアレクサンドル2世から特別なボトルに入れてほしいとオーダーを受けて作られたクリスタルガラスのボトルは、底に凹みがあると毒や爆発物が仕掛けられる可能性があることから、底を平らにしたと言われています。シャンパンのボトルの中で一番重いボトルです。

エチケットが読めれば一気にワイン上級者!

ワインのラベルを「エチケット」と呼びますが、これが読み解けるとワイン通レベルが格段にアップします。まず、フランスワインには必ず「PRODUCE OF FRANCE」と書かれており、これは輸出ワインに義務付けられた表示です。西暦はぶどうの収穫された年を表します。

また、重要なのがフランスワインのカテゴリーです。最上級に位置するAOC(原産地統制名称)ワインは、優れた産地のワインを保護・管理するために制定された法律に基づいて造られたもので、ボルドーワインの場合、地方・地区・村と範囲が狭まるにつれ、上質で高級に。一方、ブルゴーニュは、畑単位で格付けが決められています。

その他、エチケットを細かく読み解けば「何年にどこの場所で獲れたぶどうを使い、誰が醸造し、誰が瓶詰めをしたアルコール何%の銘柄というワイン」ということが分かるのです。

♡ 最後に・・・

ボトルやエチケットを見ることで、飲む前からワインの情報を知ることができます。ワイン店で自分好みの1本を探すときにも、知っておくと便利でしょう。高級なワインになればなるほど、エチケットにはワインの成り立ちが詰まっています。

せっかく味わうなら、どんな背景で造られたワインかをふまえた上で飲みたいものですね。ワインバーやレストランなどで「エチケットを下さい」と頼めば、きれいにはがして持ち帰らせてくれます。是非、読み方を覚えて、ワイン通を目指しましょう。

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ワイン女子編集部

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