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今年も飲みたい ボジョレー・ヌーボー

2015.10.30  Written by ワイン女子編集部

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Red wine

毎年11月に解禁されるボジョレー・ヌーボー。時期が近づいてくると「今年のボジョレーは過去最高」などといったコピーが世間を騒がし、ワイン党ならずとも胸が躍ります。知識を深めて、今年もさらにワインを美味しく味わいましょう。

そもそもボジョレー・ヌーボーってなに?

名前にある「ボジョレー」とは、フランスの地名・ボジョレー周辺のことを指します。「ヌーボー」はフランス語で「新しい」という意味。つまりは、フランスのボジョレーで栽培されたぶどうで作った新酒という言葉です。

使われるぶどうはガメイ種というもので、9月の収穫が終わるとすぐにワイン造りが始められます。もともとは、その年のぶどうの出来の良し悪しを確認する目的で醸造され、古くからボジョレー周辺の住民の地酒として親しまれていました。

1967年にフランス政府によって発売することが認められたのをきっかけに、フランスだけでなく日本をはじめ世界中で火がついたのです。

解禁日はどうして11月の第3木曜日なの?

もともとは、11月15日に解禁日が設定されていました。これは、フランスの聖人の日であるサンタンベールの日に由来しています。しかし、解禁日を決めると年によっては土日にぶつかってしまい、輸送業者や酒店などがお休みになってしまう問題も出てきました。

それでは流通や売り上げへの影響が大きいことから、1985年から11月の第3木曜日と改定になったのです。ちなみに、日付変更線の関係で日本は本国・フランスよりも8時間早く解禁となります。

短い期間で醸造ができる秘密

ぶどうの収穫が9月で解禁が11月中旬となると、2ヶ月ほどでワイン造りを完了しなければなりません。何十年も寝かせるワインがある一方で、新酒といえどもこのような短期間でボジョレー・ヌーボーができるのには、その醸造方法に理由がありました。

ワインは通常、ぶどうを潰してから発酵させますが、ボジョレー・ヌーボーでは「マセラシオン・カルボニック醸造法」と言われる、炭酸ガスを生成させることで発酵を早める造り方が採用されています。この方法では、ぶどうをそのままタンクに入れこみ醸造を行います。すると重さで潰れたぶどうから果汁が出て発酵が始まり、炭酸ガスが発生し、タンクがそのガスで満たされます。

酸素が少ない状況を作ると、ぶどうの中で酵素によるアルコール生成が進むとされていますので、通常のぶどうの醸造方法よりも早くワインが完成します。ですので、ボジョレー・ヌーボーでは、ガスを自然発生させるほかに、炭酸ガスを注入する手法も取られているのです。

♡ 最後に・・・

渋みのもとであるタンニンが少なく、フルーティーな飲み口が特徴のボジョレー・ヌーボーは、ビギナーにもオススメなワインです。日本でも恒例行事としてすっかり定着しているので、気のおけない仲間とグラスを傾けてはいかがでしょうか。

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ワイン女子編集部

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